感想文

①漢方講座コース1を受講して   高木様

「漢方は興味深い」――語之森の漢方講座に参加して半年、聞けば聞くほど 知れば知るほど面白さが増す、それが私の正直な感想です。上海に来て 2 年、 中国語がすこし耳慣れてきたこともあり、以前から関心のあった漢方を習いた いと思っていた時にこの講座と出会いました。

私がいま参加しているのは、中医 1(体質の判断と改善)と中医 2(ツボ刺激 による病気予防)の 2 コース、どちらも中医学医師歴 20 年の楼毅老師から教わ っています。中医 1 はマンツーマン、中国語での解説のみ。中医学によると人 には 9 種類の体質があり、それらの体質の特徴、症状、形成原因、養生の方法 などを学びます。中医 2 はグループレッスン、日本語通訳あり(郁平老師が担 当)、人の身体にある12本の経絡とツボについての講座です。どちらかと言う と中医 1(体質)は理論的で、中医 2(経絡)は実践的。だからこそ両方の講座 を受けることで中医学への理解がより深まり、普段の生活に活かせることが増 えたように思います。

特に中医 1(体質)は、自分が関心のある漢方を中国語で学べる充実のコース。 中医学の概念から始まり、9 種類の体質(阴虚、阳虚、痰湿、湿热、气虚、气郁、 血瘀…等)について各体質の解説を毎回たっぷり 3 時間。その体質の具体的な 症状はどのようなものか、どんなタイプの人がなりやすいか、またその体質の 人はどのようなことに気をつければよいか、何を多めに食べ、何は食べないほ うがよいか。その解説を聞きながら、自分にその症状があるか、周りの人はど うかを考えることで腑に落ちることも多く、理論と実例を合わせつつ 9 種類の 体質について理解することができます。

例えば私の場合、体質は「痰湿」、中医学で言う脾臓の効能がすこし劣ってい る。養生の方法は、日々「脾胃経」をよくマッサージして対応するツボを押す こと。食べ物に関しては、山芋、冬瓜、大根、インゲン豆、昆布などを多めに 食べて、甘い物は控えるのがよい。それが病気の予防にもつながります。

中医学の基本は養生。この漢方講座では先人たちの養生の知恵をたくさん知 ることができます。私もここで教わったことを自分の暮らしの中にどんどん取 り込んでいこうと思います。そして、漢方でアンチ?エイジング!~加油!


②漢方講座コース2を受講して   余部様

私は二年前、上海に来ました。中国語以外にも、ここ上海でしか学べないものを是非学びたいと思っていたので、語之森の漢方講座にも自然と興味を持ちました。ただその時は、漢方講座とは「漢方薬の知識を学ぶ講座」なのかな~というぐらいのイメージでした。

 最初に漢方講座の説明会に参加したとき、郁先生からこの講座の目的は、中医学に基づいて身体の経路・働き・体質を学び、その知識を基本にして日々自分の身体と向き合い、各自が持つ生きる力を養成していく術を学ぶことで家族みんなの健康に役立ててほしいという、説明を受けました。それを聞いて益々興味が湧き、私の勉強がスタートしました。

 そして、受講を始めてもうすぐ一年になります。熱心に教えて下さる中医の楼先生と通訳をして下さる郁先生のもとで、中医学がしっかりとした体系立ったものであること、太古からの人々の経験の集積であり、現在まで伝えられている奥深いものであることを少しずつ理解してきました。学び始めた時、心のどこかにあった漢方への疑わしさや怪しい印象は、今ではすっかり消えていますし、教えてもらった知識を日々の生活の中に積極的に取り入れるようにもなっています。

 楼先生から学ぶ養成の方法は、家庭でもすぐに実行できる内容がとても多く、例えば就寝前に足のグワシャを五分ほどして寝ると、朝まで下半身がポカポカしてぐっすり眠れ代謝も上がります。また、朝顔を洗ったあと胃の経路にそって顔から順にマッサージしていくと、顔の艶やお化粧のりが違ったり、自分が一番身近に効果を体感できます。

 他にも按摩店に行ったとき、学んだ排毒の経路に沿ってしっかりマッサージしてもらっているかどうか良くわかったり、経路やツボについてお店の人と会話することで自分の体の調子を客観的に知ることもできるようになりました。

 また漢方薬については、どんなに高くて効果があるといわれているものでも、人は異なった体質を持っているので、自分の判断で安易に漢方薬は用いないこと、ときには毒にもなることも教えてもらいました。

 私の漢方の知識はまだまだ入口にすぎませんが、中医学の基本はバランスだということを理解してきたので、上海にいる間にできる限り多くの知識を学び、帰国後も日々の生活の中で心身のバランスを保って、健康で美しく楽しく生きていけるようになりたいと思っています。